ダウンロードフォルダを使いたくない!? 保存先は設定で変更できます

パソコンの動きがなんとなく重い、目当てのファイルが見当たらない…
もしかして「ダウンロードフォルダ」がいっぱいになっていませんか?
この記事では見落としがちな場所「ダウンロードフォルダ」を活用する方法と、ファイルをためない設定方法についてお伝えします。
ダウンロードフォルダは盲点になりやすい
ダウンロードとはweb上にあるファイルを自分のPCに取り込む行為。
昨今のPCにはダウンロードフォルダという専用の?フォルダがあり、そこに保存されるのが標準仕様になっています。

ところが、自分が作ったフォルダでない上にワンクリックでダウンロードされてしまう。
そこに「保存している」感覚がないため、ファイルがどんどん溜まっていってしまいます。
実際私もダウンロードフォルダの存在を認識して初めて、たくさんのデータファイルがそこに保存されていたことに気づきました。(私が知る限りで966個という強者がいましたが^^;)
1フォルダあたりファイル100個を超えると1つ1つ確認する作業が辛くなります。
気づいた時点でこまめに整理しておきましょう。
保存先は仕事で分ける、終わったら移動
パソコンを使ってお仕事をする方は「フォルダ」を使ったことがありますよね。
パソコンを机に例えると、書類トレイや引き出しに当たるところです。
フォルダは大切なデータファイルを保存しておく場所ですので、お仕事の内容によって場所を分けましょう。
フォルダにわかりやすい名前をつければOKです。
ダウンロードフォルダは仮置き場所として使う
ダウンロードフォルダはあくまでも一時的な仮置き場所として使いましょう。
ダウンロードしたファイルを作業せずそのまま保存するにしても、所定のフォルダに移動させます。
(その時、ファイル名もわかりやすく変更!)
パソコンの電源を落とす前にこの「ダウンロードフォルダ」を空にする癖をつけると、ファイルが迷子になるのを防ぐことができます。
でも、最初から「ダウンロードフォルダ」に入らないようにすればいいのでは…
そんな方にはブラウザの設定変更がおすすめです。
ブラウザで保存場所を毎回指定できる設定に変更する(画像あり)
webブラウザで設定すれば、ダウンロードする時点でファイルの保存場所を決めることができます。
うっかりファイルを溜めてしまうことも、後で移動する手間も省けますよ。
一度設定しておけば後が楽になりますので、ぜひトライしてみてください。
ブラウザごとに画像付きで解説します。
※画像は2024年10月時点で作成
Google Chromeの場合
右上の点三つをクリック → 設定 をクリック → ダウンロード をクリック→ダウンロード前に各ファイルの保存場所を確認する のトグルをONにする



Microsoft Edgeの場合
右上の…(点三つ)をクリック → 設定 をクリック → ダウンロード をクリック→ダウンロード時の操作を毎回確認する のトグルをONにする



Firefoxの場合
右上のハンバーガーボタン(三本線)をクリック → 設定 をクリック →「ファイルとプログラム」の「ファイルごとに保存先を指定する」にチェックを入れる

ちなみに、プログラムごとに動作を指定することもできます
(ファイルを開く、保存する、毎回確認する)

Safariの場合(Mac)
Safari → 設定 →「ファイルのダウンロード先」を「ダウンロードごとに確認」に変更する


まとめ
ダウンロードフォルダの付き合い方と、ブラウザの設定変更の仕方についてお伝えしました。
「PC内データ整理セミナー」を開催した際も「ダウンロードフォルダ、盲点だった!」とおっしゃる方が多かったのが印象に残ったのと同時に、他にもお困りの方が多いのでは?と思いこの記事を書きました。
私自身、「ダウンロードフォルダ」の存在を認識したのは、パソコン内の整理をしたいと思い立ってから。
思い返せば職場のPCは、毎回保存先を確認する設定になっているので困らなかったのです。
(たまに、どこに保存されたか不明な時に見に行く程度)
今では自分のパソコン内のデータも、紙の書類と同様にファイル管理表で管理していますが
「ダウンロードフォルダを空にしてから電源を切る」は自分のルールとして守っています。
お仕事も内容や状況によって、やり方は色々とあると思います。
ご自分なりにダウンロードフォルダ運用のルールを決めて、快適な仕事環境を作ってくださいね。