着物の情報もファイリングで一元管理

着物をたくさん持っていると「どんな柄があったっけ?」と
わからなくなることはありませんか?
個別フォルダを使えば、カタログを作る感覚で台帳管理することができます。
衣装や物品の管理にも使える方法ですので参考にしてみてください。
着物台帳を作ったわけ
私は一時期着付けにハマったので、和服をたくさん持っています。
全てが自分に合わせた「お誂え」なら良いのですが、ほとんどが頂き物やお下がりのためサイズがバラバラ。
素材も柄もどんなシーンで着るものなのかも教えていただいたのですが全ては覚えていられません。
また、着物は長着と帯、帯揚げ帯締め、履き物の色合わせ柄合わせが醍醐味。
コーディネートを考える時間もまた楽しいのですが、確認のためにいちいち現物を広げて畳むのは大変です。
全体把握をしたい、何か一覧で管理したい、と思い台帳を作ることにしました。
名刺印刷を応用
着物やアイテムの情報を1枚のカードに集約。
カード1枚に載せている情報は
・色や柄など特徴がわかる写真
・裄丈などのサイズ
・素材などの特徴 です
A4の名刺用紙1枚で10枚のカードが作成できます。
デザインや印刷にはラベル屋さんというエーワンのシステムを使っています。

カードを2枚作って現物にも表示
長着や履き物には同じものを2枚印刷。
たとう紙や箱に貼り付け、開けなくても中身がわかるようにしています。

個別フォルダでまとめれば台帳に
用紙するのは個別フォルダ1枚、スティックファスナー1本、名刺用のリフィルを必要なだけ。
今回はファスナーストッパーも使用しました。
印刷したカードをリフィルに差し込んでいきます。


私の場合は長着を着る時期、帯を名古屋・半幅などのアイテムにざっくり分け、色合いが近いものでまとまるように入れました。
また、種類ごとにインデックスシールを使って見出しタブをつけました。
実は長らく、持ち運びやすいよう小さめの名刺ファイルで運用していました。
落として角を割ってしまったため、今回個別フォルダに入れ替え。
見開きが6枚から20枚になり選びやすくなりました。



メンテナンスの記録も残せる
しまう時に気づいたら「汚れがある」「次の機会に洗いに出す」など付箋を台帳に貼っておけば、機会を逃さずお手入れできます。
「お直しで預けている」と付箋が貼ってあれば「着ようと思ったのに無い!」なんてことはおきません。
お直しをした、丸洗いに出した、などの記録はカードの裏面に1アイテムずつ記入できます。

実はカード以外でもできる
この台帳、名刺サイズのカードでなくてもできます。
実際に着た時の写真をハガキ用リフィルに入れてもいいし、A4サイズの紙に印刷しても良い。
証紙(反物の切端に産地や作家名を記したシールが貼ってあるもの)でファイリングしてもいいですね。
購入時のチラシとおあつらえの寸法図、お手入れの伝票を個別フォルダにファイリングしたクライアント様もおられました。
まとめ
着物の情報を個別フォルダで管理する方法をご紹介しました。
この台帳はお見せすると、大体の方がびっくり(ドン引き)されます^^;
ですが全体量が把握できてこそ、持っているものがわかる、買い足すものも見当がつく、賢く楽しめると思っています。
洋服のように長着一枚だけでは成り立たないのが和服、着物です。
そしてお手入れし、お直しし、長く付き合っていくものでもあります。
毎日使うものではなく大事に使いたいものだからこそ、ファイリングで情報を一元管理。
着物がお好きな方やお困りの方の参考になれば嬉しいです。