【職場環境改善事例】日々の習慣が大事なんですね

スモールオフィスでの執務環境を整えたい個人事業の経営者さま。
入居して10年、初の大掛かりな整理作業。その具体的な作業工程、ご感想までの記録です。

目次

クライアントさまについて

Yさま 40代男性 写真館オーナー
探し物に時間を取られて、作業に集中できないのがお悩み。自分のデスク周りにモノが溢れてしまい、どう片付けていいかわからない。特に本や資料は捨てられなくて困っている、とご依頼をいただきました。

具体的な作業工程

4時間×2回。全体的に物量が多く、営業中の作業ということもあり全工程を2回に分けました。

1回目 ヒアリング後、とにかく整理

初回は一緒に働くスタッフさんも交えて、ヒアリング。現状でそれぞれが不満に思っていることや、ご要望も聞き取ります。オーナーが探し物をしている間にお客様をお待たせしてしまう、自分の作業がストップするのが嫌。つまずくしゴミが入るから足元にプリンターを置かないでほしい、など率直な意見が出ました。直接言うと角が立つことも、第三者がいると言いやすいですね。

お片付けについて簡単にレクチャーした後はとにかく整理。要るモノと要らないモノを分けていきます。「捨てられない」とおっしゃっていた割に判断スピードはどんどんアップ。

カメラマンにとって写真は大切な「作品」だけどポートフォリオとして使うのは○年分。
デジタル機器は商売道具だから同じカテゴリは最新型があればいい。
オーナーだから経営も勉強しないと、と思って買った本も中身は理解したからもう要らないかな。

など、事務所オープンからの12年を振り返りながら、今のご自分に必要なものを厳選されました。

2回目 整理しつつ動線を考えて収納

引き続き要不要を分けながら、厳選されたアイテムを収納していきます。
常に半開きだったサイド引き出しも大量の私物を撤去すればスペースが空いてきちんと閉まるように。無くしたと思っていた鍵も見つかりました。足元にあって危険だったプリンターを引き出しの上に移動。また収納ラックが不要になり撤去したので、ホワイトボードも正面から書けるようになりました。

ご感想

Yさまご感想(アンケートより)

出てきた不要品の量を見て、10年間でこんなにモノが溜まっていたのかとびっくり!捨てるだけでなく、収納のアドバイスのおかげでスッキリ収まりました。探し物の時間が減って気持ちよく仕事ができています。
一緒に作業してもらったので中途半端にならず、最後までやりきることができました。職場なので、要不要の判断は比較的簡単だったけど…日々の習慣が大事なんだなと思いました。

竹内の感想

「とにかくモノが捨てられない」と伺っていたので、正直お仕事で使う撮影機材や資料の整理は難しいかなと思っていました。ところが「整理とは何か」が腑に落ちたのか作業が始まるとハイスピードで要不要を判断。迷う時は「どう思う?」とスタッフへ声をかけ、アドバイスにも耳を傾ける姿勢が素晴らしいなと感じました。
「そういえば事務所のオープン以来、片付けってしたことないかも」とおっしゃっていたので、整理する「基準」と整理する「機会」がなかっただけかもしれませんね。「日々の習慣が大事」と気づきもありましたので今後はこまめに「機会」を設けていきましょう。ご依頼ありがとうございました。

まとめ

職場環境を整えると、生産性がグッと上がります。同僚とのチームワークもお客様からの評価も向上するので、個人経営や小規模店舗の場合は特に効果を感じていただけるはずです。
収納の中の不要なモノ、特に私物は要注意。仕事に活力を与えるモノなら良いのですが、ワークスペースを圧迫するなら本末転倒。定期的に見直しましょう。収納しきれずモノを床に置くと転倒したり、無理な姿勢で作業するため労災につながります。リスク回避のためにも整理しやすい仕組みを作っておきたいですね。

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