【お家の片付けサポート事例】子供部屋をスッキリさせたい
お子さんが幼稚園に入園し、急に持ち帰るモノが増えて困っていたクライアントさま。パートナーが言う「スッキリ」がわからなくて、とご依頼いただきました。ヒアリングから作業工程、ご感想までの記録です。
クライアントさまについて
Mさま 40代女性、夫と長女(4)次女(1)とマンション住まい
お悩み: 長女ちゃんが幼稚園に入園し、工作を持ち帰るなどモノが増える一方で、散らかしても片づけやすい子供部屋にしたい。ご主人は「モノが多くないように見せたい」というがこれ以上どうすればいいかわからない。奥様ご自身は次女ちゃんが小さいおもちゃを口に入れるリスクを減らしたい、また掃除をしやすくしたいとのことでした。
竹内から追加の質問とMさまの回答
Q1.ジョイントマットはなぜ敷いているのですか?
転倒対策、冷たさ対策。長女がダニアレルギーでカーペットが敷けないからです。
Q2.おもちゃと本はこの部屋で使っていますか?
ここで遊ぶ・読むのではなくリビング・寝室で使って、ここに戻しています。
具体的な作業工程
元々の物量が少ないので ご訪問3時間×1回
まずはお片付けについて簡単にレクチャー。ジョイントマットと壁の絵がご主人が「モノが多い」と感じる原因では?と思い、写真を見ていただきながら視覚情報が脳に与える影響などもお話しました。そのうえで作業内容をご提案。ご納得いただけたので早速作業に取り掛かります。
①ジョイントマットを撤去
床一面に敷かれた、市松柄のジョイントマットを撤去。これだけで見た目のごちゃごちゃ感はかなり削減されます。はがしていくと細かいゴミが潜んでいました。ジョイントタイプは継ぎ目が多く、床との間にゴミがたまりがち。これを毎日はがして掃除するのは大変です。ハウスダストアレルギー対策として、掃除のしやすさを優先しました。
②壁に貼っている絵を移動
絵を貼る位置を部屋の正面から入り口側に移動。その分スペースが限られるので厳選します。長女ちゃんの絵を貼って楽しんでいたのは、実は本人ではなくご夫婦。「ハートや人のカタチがそれらしく描けるようになった」「一筆書きでヘリコプターが描けるなんてすごい」など成長を感じるものだけをセレクト。随時アップデートしていくことにしました。
③棚の中を整理
絵本棚とおもちゃ棚の場所を入れ替えて、中身を整理。大量のドングリが出てきたのはあるあるですね。幼稚園から持ち帰る工作は、棚の一番上に置いたかごからはみ出そうになったら長女ちゃんの基準に沿って整理することに。その基準とは
- 工作は両親と遊ぶために持ち帰っているので、1度遊んだらもう要らない。
- 作品は美しくあってほしいから、妹が触ったりして形が崩れたらもう要らない。
とても明確ですね。
出てきた不用品は売るもの、寄付するもの、捨てるものに仕分け。作業終了間近にご主人のスマホに幼稚園からバザーのお知らせが届いたのも追い風になりました。床の冷たさ対策には、使っていないマルチカバーが活躍しそうとのこと。最後にロボット掃除機がのびのびと働く様子を確認して作業を終了しました。
ご感想
Mさまのご感想(LINEより)
夫について「あぁ、視覚情報が少ない方がいいんだなぁ、この人」と分かったのが良かったです。ジョイントマットを敷いたのは夫ですが…作業後の部屋を見て、確かに私も気持ちがスッキリしました。
あれから毎日きれいな子供部屋で快適に過ごしています。長女も「きれいな部屋を保つ協力…工作の定期点検する」と言ってくれたので期待したいと思います。ありがとうございました。
竹内の感想
どんな暮らしがしたいかが明確なMさま。元々の物量も少なめでしたし、判断が早いので作業はスピーディーに終わりました。素晴らしいなと感じたのは、長女ちゃんの工作に対する思いをMさまが事前に丁寧に聞き取っていたところ。お子さんがどうしたいのか、がわかると自分で片付けやすいお部屋づくりができますね。ご主人がおっしゃる「スッキリ」の正体もわかってよかったです。ご依頼ありがとうございました。
まとめ
生活環境が変わると、出入りするモノの種類や量が変わります。あれ?と思ったタイミングで持ち物を見直してみましょう。また、どんな状態を「スッキリしていると感じるか」は人それぞれ違います。まずは話し合ってみることが大切ですが、時間と体力は有限です。ご自分のやり方が通用せずお困りの時は、どうぞプロに頼ってくださいね。