【おうちの片付けサポート事例】小さなストレスこそ、シニアは早めに対処を

洗面所をリフォームしたら、どう収納して良いかわからずSOSを出されたシニアのクライアントさま。できれば取手も替えたいのだけど、できますか?とご依頼いただきました。ヒアリングから作業工程、訪問後にご自分でされた工夫までの全記録です。

目次

クライアントさまについて

Iさま 60代女性、夫と二人暮らし

お悩み:洗面所の配管に水漏れがあり、洗面台をリフォーム。以前は洗面ボウルの下にもたっぷり収納があったが、今回は車椅子対応の洗面ボウルのみのタイプにしたため収納場所が減った。

さらにメインの収納部分に、使っていない食器棚を組み込んだのだが
①以前と使い勝手が違うので何をどう収納していいかわからない
②上段のガラス扉が重い、下段の扉のガタつきが気になる
③できれば取手を以前のものに付け替えたい、とのことでした。

工務店さんの作業では吊り戸棚部分は手をつけずそのまま。撤去した部分の取手は残しておられましたが、付け替えまでは頼めなかったそうです。

使いにくい洗面所
作業前 食器棚感が残る

具体的な作業工程

ご訪問2時間×1回

まずは食器棚の取扱説明書を確認。こちらは以前ホームファイリング®︎サポートでお伺いした時に「取扱説明書」フォルダに入れたので「ありますか?」と聞いたらすぐに取り出して来られました。さすがですね。

まずはDIY

上段のガラス扉を外す方法と、下段の扉の調整方法を確認します。さらに取手はビス位置がズレるため新たに穴をあけての付け替えになる旨ご説明。ご了解を経てDIY作業をさせていただきました。
実は竹内、ホームセンターに勤務していた時に建築金物を取り扱っていましたので、この辺りの作業は得意です^^

上段のガラス扉は取り外して処分、下段の扉もラッチを調整しピッタリ閉まるようにしました。取手を付け替えたことにより洗面台との干渉も解消。全開にしても当たらないのでガチっと嫌な音がすることもありません。さらに見た目も揃って統一感が出ました。

収納とラベリング

上段の収納は入れるものに合わせて棚の位置も調整。タオルなどよく使うものはお手持ちのカゴを組み合わせて引き出し収納にしました。下段は洗剤など重いものを中心に。新しい置き場所に慣れるまでは、とラベリングして作業は終了しました。

ご感想

Iさまのご感想

下段の扉が引っかからずに開くことにまず感動。取手も、見た目が揃うとやっぱり嬉しいです。残しておいてよかったです。長年使い慣れた置き場所が変わると頭の切り替えが難しくて。一人で悩むより早い、とすぐお願いしてよかったです。収納用品のカゴもこの機会にピッタリなものを探してみます。ありがとうございました。

さらにアップデート

実はこの後、もう少しスッキリさせたのでみてほしい、とLINEが。
あるもので工夫しつつ見た目にもこだわりたい!と、とても頑張られました。

竹内の感想

毎日使う場所だからこそ、早めにご依頼を頂いてよかったと思います。初めは感じていた「重い」「開けにくい」「嫌な音がする」というストレスや違和感も、徐々に慣れてしまうからです。ご自分で無理して怪我をされる前に、新しい生活のスタートにお役に立ててよかったです。ご依頼ありがとうございました。

まとめ

収納の扉を外せば「扉を開ける」というアクション(動作・手間)が一つ減ります。中身が丸見えにはなりますが、在庫の把握がしやすい、扉で怪我をするリスクが減るなどメリットもたくさんあります。特にシニアの方には、些細なことが思わぬ怪我につながる恐れがあります。「重いと感じる」「面倒に感じる」などご自身の変化や違和感・ストレスを見逃さず、今のご自身に合った生活環境を整えていただきたいと思います。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次