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先日、情報資産管理指導者の修了証をいただきました。
残念ながら本年度で募集終了となってしまいましたが、情報資産である書類やデータをどう管理していくか、という地味だけどとても重要なテーマについて2.5日間学んだ経緯と記録です。
情報資産管理指導者とは
業務効率化と経営資産としての戦略的活用、リスク管理やコンプライアンスの強化、それらに耐えうる適切な管理体制等々、様々な観点からの対策が求められるなかで、その基礎となる各職場単位での文書管理・情報管理の環境づくりを担う人材(日本経営協会HPより)
ファイリング・デザイナー(1級・2級)、電子ファイリング検定試験(A級・B級)の上級資格取得者向けの講座。両検定のうち、どちらかの上位級を持っていることが受講条件です。
受講のきっかけ
私がこの資格を調べはじめたのが2022年。ファイリングを学ぶきっかけになった書籍『オフィスの効率化ファイリング』の著者の長野ゆか先生が取得しているから、という理由でした。
自宅と職場のファイリングを進めるうちに、やはり源流に触れておこう、体系的に学んでおこうと思いファイリング・デザイナー検定の各級テキストを入手。習得の区切りとして同年11月の1級を受験することにしました。
この時、試験方式に慣れるため電子ファイリング検定B級も受験することを計画。
「あわよくば私も情報資産管理指導者になれるかも…」くらいの気持ちでしたが両方合格し、晴れて受講資格を得ました。
開講時期は年度末で何かと多忙な3月中旬。受講機会を2回見送って2024年度、最後の講座に参加できました。
この講座で得たかったこと
事業主さまから書類やデータ整理のご相談をお受けしているうちにぶち当たるのが、書類とデータの性質の違い。
紙の文書をベースに考えるとうまくいくことが、データだと一部しっくり来ません。
ここをどう捉えたら良いか、をご説明できるまでに自分の中に落とし込むのが目的の一つでした。
資格をとって満足してしまうのが、資格ゲッターの良くないところ。
私もその傾向が強いので、ここで学んだことを今後自分の事業にどう活かすのか、具体的なイメージを持ち帰ることを目標の一つにしていました。
幸い、講師の方が「情報資産管理指導者としてどこで活躍するかをイメージ」することを重視して進めてくださったので「こんなシーンでこの図があれば伝わりやすそう」とか「ここをはっきりさせたら全体が進みそう」などポイントを掴むことができました。
(具体的に内容をお伝えできないのが残念ですが)
これからの活動で知識を還元
事業者が日々扱う文書(紙の書類やデータ)は、事業記録そのものです。
法的に保存年限が決まっているものもあれば、個人の頭の中やメモに蓄積されているものもあります。
それらの情報を探し回ることや共有できていないことで、日常の業務効率が落ちたり情報漏洩のリスクを背負ったりします。
もはや電子化の波からも逃れることはできません。
事業所内の情報資産を整えるには、全体を俯瞰できる人間と円滑に進めるノウハウが必要です。
皆様も何かのプロであるように、私たちも情報資産管理のプロです。
「たかが机の上に書類を積んだ程度で」とか「パソコンの中が荒れているくらい」と軽視せず、できるところから文書管理・情報管理の環境づくりを進めましょう。時間もスペースも、私たちの体力も有限です。
取り組みたい、と思ったらいつでもご相談くださいね。