【お家の片付けサポート事例】子育て世帯 見える化で時間とスペースフル活用

リビングにある小さなクローゼットをもっと活用したい!と、働くお母さんからご依頼いただきご訪問で整理収納しました。毎日忙しい子育て世代の朝を楽にする工夫、そしてご感想までの記録です。
クライアント様について
Oさま 40代女性 夫と長女(5歳)次女(2歳)の4人家族
お悩み:鳥取市内の新築の一軒家に引っ越して約1年。リビングにある半畳ほどのクローゼットをもう少し上手に使いたい。ついその辺にかけたり置いたりしがちな仕事服をしまいたい。帰宅してもウォークインクローゼットがある2階まで上がるのがめんどくさい。かといってシワになるのも困るので…とのことでした。
具体的な作業工程
ご訪問3時間×1回
まずは現状把握
引き出し収納にお子さんの洋服を畳んで収納。上段にはお尻拭きのストックと思い出ボックスが。バーにはS字フックがかけてあるけれど、なんとなく突っ込んである状態。全体的に空間の使い方が勿体無い感じでした。ここから全てのものを出していきます。

全出しして整理収納
引き出し収納も含めて、このクローゼットに入っているものを一旦全部出します。すると引き出しにはお子さんの服が入っていましたが、全ての引き出しがパンパンなわけではなくて所々空いたところもありました。改めて人別・アイテム別に整理していくと最上段が空いたので、奥様のお仕事用トップスを入れました。

収納場所に迷うときは重さをチェック
上段には保育園に持っていくお布団セットを。かさばるけど軽いので、上段でも問題はなさそうです。逆にお尻拭きのストックは減るペースが早く、一個当たりの重量も重いので下段に下ろしました。目線より上のこの高さから落ちてくると地味に痛いです(作業中に経験済み)。置き場所に迷ったら「重さ」で分けるのも一案です。
バーは大人の洋服を掛ける場所に。左側にご主人、右側に奥様の仕事服をハンガー収納にしました。

ラベリングで一工夫
引き出し収納には元々ラベルシールでお名前が書いてあったのですが、さらに一工夫。
お話を聞いていると、長女ちゃんはその日の気分で、ここから自分で洋服を選んだり戻したりしているとのこと。次女ちゃんの着替えはご主人が手伝うこともあるとのことでしたが、長女ちゃん目線で新たにラベルを作りました。
「スカート」とカタカナで書いてみせると長女ちゃんは「?」って表情。
「すかあと」とひらがなで書いてみせると「す・か・あ・と、わかるよ!」と嬉しそう。簡単にイラストも添えて一目でわかるように工夫しました。
レギンス・パンツも長女ちゃんと相談して「ずぼん」に決定。「これでおとと(お父さん)もわかるね」と言っていたので、ご主人が出したり戻したりもきっと楽になるはず。靴下なども全てラベルを貼って、作業を終えました。

感想とまとめ
Oさまのご感想
事前の聞き取りに答えるだけで頭の中が整理されていって、自分がどうしたいかがクリアになるのが不思議でした。当日は実際に全部出してみると「なんでここにあるんだろ?」ってモノや「あ、こんなとこにあった!」がたくさん。客観視するって大事ですね。平日は生活を回すだけで精一杯なのでせめて土日にリセットしやすいように整えていきます。お世話になりました。
竹内の感想
毎日お忙しい中でも長女ちゃんの自主性を重んじる子育てスタイルがとても素敵だなと感じました。リビングはモノが集まりやすいのでキレイのキープが難しいのですが、O様の「こう使いたい!」という欲望が今回はっきりしたので、徐々に整っていくのではないでしょうか。
お子さんも成長するにつれてできることが増えますので、悩んだら都度ご相談いただければと思います。ご依頼ありがとうございました。
まとめ
子育て世帯は時間との勝負。まずは大事にしたいことやストレスに感じることなど優先順位をつけて家族で共有するのが大事です。
また、子供のモノは種類も数も増えがち。大人のアシストも共有できるようにラベリングを活用してくださいね。今回のラベルは剥がせるタイプを使っているので中身や場所が変わったら簡単に剥がせて糊跡も残りません。手書きが嫌な方はこの上からテプラなど貼ってもOK。中身が見えない収納には「表札」があると誰にでも一目でわかります。時短になるのでオススメです。