【読書レポ】チーズはどこへ消えた?

全世界で2,800万部超(2019年時点)のベストセラー『チーズはどこへ消えた?』
1時間ほどで読めるのに、変化の激しい現代をどう生き抜くかのヒント満載でした。
「今なんとなく焦りを感じている人」に読んでほしい1冊です

目次

『チーズはどこへ消えた?』の内容

2匹のネズミと2人の小人迷路の中でチーズを探すものがたり

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ざっくりとしたあらすじ


迷路で苦労して手に入れた大きなチーズ。
二人はチーズとはずっとそこにあるものだと思って暮らしていたら、ある日突然なくなってしまう。
ないことを受け入れて動き出すか?それとも「何故奪われたのか」を考え続けるか?
どうすればまたチーズを手に入れることができるのか?
小人のうち一人は、迷路に戻って見つけた答えを壁に書き殴っていく…

それぞれ象徴するもの

ネズミは「単純さ」の象徴
いち早くチャンスをかぎつけるスニッフ、すぐに行動を起こすスカリーの2匹
小人は「複雑さ」の象徴
変化を認めないヘム、変化の波に乗ろうとするホーの二人
チーズは「人生で求めるもの」の象徴
仕事、家族や恋人、お金、大きな家、自由、健康、人に認められること、心の平安
迷路はチーズを追い求める「場所」
会社や地域社会かもしれないし、家庭かもしれない

ー冒頭より

ただの寓話じゃない

いわゆる寓話ですが、チーズを自分の仕事や家財道具だと置き換えて読み、小人が自分だと思うと耳が痛い内容です。面白いのはこの寓話を読んでいる登場人物たちが別にいること。彼らの感想もバリエーション豊かなので、立場が違っても何かしら自分に当てはまる事象がありそうです。

読み取れるエッセンス

私が楽に生きていく上で大事だなと思っていて、かつこの本で読み取れ、声を大にしてお伝えしたいことを3つご紹介します。

時代や物事は常に変化している

暮らしぶりが変わればモノの持ち方も量も変わるし、時が経てば自分も周りも成長したり老いたりする。変化することを前提にして、その都度行動を起こそう。

執着は足かせになる

自分が持っているモノでも今は必要ないなら潔く手放す。これができる人は楽に生きられる。大事だ、重要だ、と思う要素が自分の執着からきていないか見直そう。

他人の考えは変えられない

自分で気づいて変えようと思わない限り人は変わらない。他人を変えようと無駄な努力をするより、変わった結果を見せてあげるのが一番効果的。自分がさっさと動こう。

込められたメッセージ

また、お話の中で小人が壁に書き殴るメッセージがたくさん出てきます。
どれも大事なことなのですが、これは心に留めておきたいと思ったものを2つご紹介します。

もし恐怖がなかったら何をするだろう?

もし失敗したら?うまくいかなかったら?と考えすぎて動けない時に思い出したいフレーズ。自分だけで思いつかない時は、他人に聞いてみるのも一案。

まだ新しいチーズがみつかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する

願望はより詳細に具体的にフルカラーで描けた方が叶いやすい、と言いますよね。ただ私は資質的に未来のことを想像するのが苦手なので「具体的にと言われても…」と戸惑うことが多いです。「楽しんでいる自分を想像する」だとハードル下がって出来そう!と思いました。

まとめ

さすがベストセラー!な内容と構成でした。
ただ発売当時に理解できたか、というとクエスチョン。整理収納を学び自己啓発書を読み、20年の社会人経験を経たから響くのかも、と感じました。実は続編があるらしく…そちらも楽しみです。

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